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スティーヴン・キングとディーン・クーンツ
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 ここのブログを作成してから、キングの作品をチェックしたりしていて、以前にも発売されていて、出版社のほうでは絶版になっている研究本があるのを知っていたのですが・・・今頃になって急激に欲しくなってきまして。

「コンプリート スティーヴン・キング」という本。白夜書房から。
実は、出版社は違うのですが、同じような研究本で、「コンプリート ディーン・クーンツ」というのは運良く新刊で買ったことがあって、内容を見るとやっぱりいいな、と感じたのでキングも欲しいよ!!と。

 絶版・・・一昔前なら絶望的な響きではありましたが、(それでもよく古本屋とか書店をハシゴした)近代的な世の中、ネットで検索して何とか中古販売している所を見つけることができました。

 この本、初版と、何年後かに増補改訂新装されたものと2冊出ていて、偶然にも初版を神田神保町のとある店舗のサイトで見つけて、メール注文ももどかしくて確実をきすべく電話注文しまして。
そして、改訂版も、四国の古書店のサイトにて見つけることができました。電話しましたよ~~~!こちらの店舗の方も大変親切な方で、在庫の確認を電話でしていただけて、すぐさま注文です!!

 早く届かないかな~~~♪

届いたら、写真とってアップしたいです★
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 トラヴィスはハイキングに出かけた山の中で一匹のゴールデンレトリバーと出会う。犬はトラヴィスの行く手をふさいで森の中へと入らせないようにしている。いぶかしんでいると森の暗がりを何かが移動してきている音が・・・。犬とともに難を逃れてから、彼は犬を飼う事に。
そして、この犬に隠された驚くべき秘密につきあたる。

 遺伝子組み換えによって作り出された天才犬、それがこのレトリバーだったのだ。トラヴィスは犬が何かから逃げ出してきたことを知り、犬を護る事を決意する。
研究所で生み出されたもう一匹、それは犬にもなれずに異形のものとして「アウトサイダー」と名付けられて、レトリバーに憎しみを抱いて追跡してきていた・・・。



 クーンツの作品の絶頂期の作品で、これを一番最初に読んだために首までどっぷりとクーンツファンになってしまった次第。
犬が人間よりも賢くて、それでいて犬の形のままで愛されて、トラヴィスとの愛情につながれて・・・泣きたくなるくらいいじらしい一面もあって・・・。最高。
 悪役として出てくるアウトサイダーにも、ただ単に憎まれる悪役としてのキャラ作りではなくて、生い立ちの悲惨さ、生まれ出ることになった不運や「完全体」としてのレトリバーへの劣等感や憎しみが描かれています。異形で醜い自分を嫌って鏡を割ったり、可愛らしいキャラクターであるミッキーマウスの絵を大事にしていたり・・・。人が生み出した「悪意」を体現しているアウトサイダーが哀れで心が痛みます。


 是非とも読んでいただきたい作品です。泣くよ。



「ウォッチャーズ」 

 文春文庫 上下巻


 松本剛史 訳


 コロラドの雪深い山中にそびえ立つホテルに、一冬の間管理人として滞在することになった作家のジャック・トランス一家。このホテルは過去に管理人が自分の家族を惨殺するという事件が起こっていた。
このホテルについてから、ジャック達にも少しずつ異変が起こり始めた・・・。




 その昔、スタンリー・キューブリックが作った「シャイニング」を見てキングがいたくご立腹し、自ら作り直したといわれる作品で、原作者本人が描きたい部分がきっちりと映像化されています。
キューブリック作品については「思い違いだらけで腹立たしい期待はずれの映画」とまでこき下ろしたそうですが。

 確かに、私としてもこちらを見たら、キューブリック版はかなりの部分ではしょりまくって、最終的にもジャックは悪者で終わっちゃってますから・・・。


 幽霊ホテルといいますか。豪華な巨大ホテルが舞台の幽霊屋敷なので怖さ十分です。ジャックがホテルの悪霊に徐々に取り憑かれていくのですが、それを家族が気付く頃にはもう手遅れ・・・というあたりもゾクリとしていい感じ。
この映画の中で、私が「ここがキモか!!」と思ったのは、ジャックの息子ダニー役の子供!!トランス状態になる演技は見物ですよ。
どこで見つけてきたのだ。こんな子。


 映画見てない人にはネタバレ注意ですが、原作を知ってる方にはニヤリとできる小道具・・・小道具だけど一番重要なアイテムでキングがどうしても描きたくて、映像シーンが多々散りばめられている「ボイラー」もしっかりと重要な役どころとして物語りに入ってます。キューブリック版には一回も出てこないからね・・・。

 そして、ダニーと絡むことが多いハロランも重要かつ良い役回りになっていて、後味の悪いキューブリック版よりも納得できます。



・・・・・しかし、異様に長いので、時間のある時でないと見れないかも・・・。




 「スティーヴン・キングのシャイニング」

 発売元 ワーナー

 両面1層ディスク+片面1層ディスク

 本編 1枚目 A面 91分 B面 90分  2枚目 91分

 特典映像 17分・・未公開シーン・キングによる音声解説



 監督 ミック・ギャリス
 
 製作総指揮・原作・脚本 スティーヴン・キング

 製作 マーク・カーライナー




 俳優・女優陣  レベッカ・デモーネイ、スティーヴン・ウェバー他

 声優陣   日野由利香、大塚明夫 他




 田舎町に引っ越してきた高校生チャールズは、近所付き合いを避けて母メアリーとひっそりと過ごしていたが、やがてクラスの美少女・タニアというガールフレンドができる。

 だが、チャールズの甘いマスクの下には、伝説のヴァンパイア、「スリープウォーカーズ」が潜んでいた・・・。



 一応キング作品ということで購入しましたが・・・どっちでも良かったかも・・・ってくらい、いまいちパッとしない作品でした・・・。
チャーリーもどこか田舎くさいし(笑)
ヴァンパイアっていうか・・・怪物というか・・・。
ヴァンパイアものには一家言あるワタクシ。これはヴァンパイアとは言い難い気もします。
 後半に出てくる、猫が集まるあたりはちょっと好きかも。

ここでもキング氏、カメオ出演してたりします。独特の風貌だから解りやすくていいですね~。実はこのキングのカメオ出演が一番楽しみだったりします(笑)






 「スリープウォーカーズ」



 発売元 ソニー・ピクチャーズ

 片面1層ディスク 本編89分

 監督 ミック・ギャリス   脚本 スティーヴン・キング

 制作 マーク・ビクター他



 声優陣  森川智之 岡本麻弥 他

 映像特典 タレントファイル、関連作品予告集


 11月後半にキングの新刊が出るそうです。

 新潮社さんより、文庫にて。

 新潮社さんのサイトでは「セル」というタイトルがついてまして、これは一応、原題みたいですね。「セル」はセルラーフォンの事で、携帯電話です。


 ・・・ところが、書店なんかにある新刊案内の紙を見ると、邦題が「携帯ゾンビ」・・・・なんでしょうか、このセンスのないタイトルは。
内容を表しているようですが・・・ちょっと恥ずかしいタイトルです。


 アマゾンさんで予約しようと思ったら、まだ出来ないみたいで検索しても出てきませんでした。もう少ししたら再度チャレンジしたいと思います。近所の書店に最近新潮社の文庫新刊が入りにくくて困ってます。
田舎ってヤダ・・・。



 クーンツも新刊出ない・・・。「ハズバンド」は買ったものの、読めてません・・。読まねば。 
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